世界の水産業の危機…韓国で乱獲問題などを考えるシンポ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.29 15:53
「人口増加と都市の発達で魚の消費量が急激に増加している」と話すフェイガン教授は、乱獲により漁場が荒廃したケースを歴史の中で簡単に確認できるといった。一時はバケツですくって魚を捕まえられほど魚類資源が豊富だったカナダのニューファンドランド地方を例に挙げた。人々がここに集まってきて当時人気だったタラを捕るようになり、この海ではタラ種が滅びた。スペイン近海で簡単に捕ることができたマグロを今では遠洋まで出て行かなければ捕れなくなったのも、乱獲の結果だといった。
「乱獲を防ぐためには教育が必要です。魚はそのままスーパーマーケットで売られている商品ではありません。漁夫が海に出て行って生命の脅威を押し切って手に入れる限られた資源だということを、一般の人たちに知ってもらわなければなりません。このままでは私たちの子孫は魚を食べることができなくなるでしょう」。