【社説】駐大阪総領事を狙った韓国の世論操作勢力…取引の実体は隠せない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.16 09:21
文在寅(ムン・ジェイン)大統領支持活動をしてきた与党・共に民主党の党員による「世論操作」事件関連疑惑が次々と出てきている。金慶洙(キム・ギョンス)議員が関与したという報道が出ると、本人はすぐに釈明したが、むしろ疑惑は深まった。民主党側は昨日、世論操作事件を主導したK(48)が金議員に駐大阪総領事に任命してほしいと要求したと明らかにした。いったい文在寅政権のためにどんなことをしたから高位外交官のポストまで要求できたのかが疑問だ。また、この事件を担当した警察官が金議員とKのメッセンジャー対話記録を確保しながらも詳細に調べず捜査を終えて事件を送検したことが明らかになった。事件の実体はもちろん警察の縮小・隠蔽疑惑も糾明が必要な状況だ。
金議員は2日前の記者会見で「数百件の文字メッセージを交わしたという報道は悪意的な名誉毀損」と主張した。「問題の人物が党内選挙の前に文在寅候補を助けると連絡してきたが、当時、多くの支持グループからそのような形で助けたいと連絡があった」と釈明した。しかしKとどのような点についてそのような対話をしたのかは明らかにしなかった。金議員は「(彼らが)人事に関連する無理な要求をし、これが受け入れられないと相当な不満を抱いた」と説明しながらも、駐大阪総領事任命要求については話さなかった。このような要求をしたというのは、それだけ無理なことをしたという傍証とも考えられる。金議員は文在寅政権の有力政治家の一人だ。金議員が事件関連者という疑いを受けるのが本当にくやしいのなら、経緯を詳細に明らかにする必要がある。