【噴水台】独裁者の末裔=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.21 08:56
使い慣れた単語も語源を知って驚くときがある。韓国語の単語に隠れている漢字、英語の中のラテン語語根などが持つ意味に思わず膝を打つことになる。曖昧な概念がはっきりして気づきは大きくなる。私たちの時代の言語として練磨されるまで、長年の堆積と侵食の時間があったからに違いない。
最近、与野党政界が攻撃武器として使う「独裁者」という単語もその一つだ。漢字語「独裁者」の「裁」は「服を裁つ(サイズに合うように切る)」「(文章を)作る」「決定する」などの意味がある。そのため裁縫師、裁判官にもこの漢字が当てられる。それなら独裁者は「一人で好きなように、服の生地を切るように独断的に判断して決める人」と、意味を拡張することができる。大衆を抑圧して逼迫する結果に達する前段階で「一人で判断する」習性を強調した言葉だからだ。