<チャイナインサイト>中国に駆け寄る韓国の文化産業…流出なのか進出なのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.15 16:34
中国の放送会社の立場としては、ひとまず多くのコンテンツが必要だ。特に購買力の高い若い視聴者層にアピールするには彼らの目の高さに合わせた良質なコンテンツが必要だ。人材とアイデアという制作要素が絶対的に要求されるが、「スター」の数は国家の規模とは比例しない。5000万人口のスターが10人だからといって13億5000万人口のスターが270人ではない。斬新なアイデアもまた一日でさっさと出てくるものではない。慢性的な供給不足の現象を体験している。
このような状況で韓国コンテンツは、日照りの恵みの雨のような存在だ。お客さんも多く店も多い中国のコンテンツ市場において、「韓国製」は値段が安く質の良い商品だ。韓国のコンテンツとスター、制作人材の「価値」が上昇するのは当然の道理だ。危機とも呼ばれる韓国コンテンツ産業の現実でも中国は日照りの恵みの雨のような存在に違いない。お互いの利害関係が合致しながら韓国の文化産業は中国へと駆け寄っている。