果たして日本はまた立ち上がるのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.28 11:56
それなら経済に及ぼす衝撃波が落ち着いた後に日本経済は過去の位置に戻れるだろうか。楽観論の立場からは、今回の事態が日本人が特有の集団的結集力を回復する、禍転じて福となす機会になるとみる。そこでみんなが一緒に力を合わせ日本経済が新しい跳躍期を迎えると期待する。
しかし悲観論も少なくない。今回の大地震は過ぎ去っていくさまざまな事件のひとつではなく、時代を分ける転換点ということだ。何より繰り返される地震と放射能漏出にともなう恐怖が以前にはなかったことであり、長期間持続するという見通しだ。放射能に対する恐怖は日本人の消費をはじめとする経済活動意欲を大きく冷え込ませるだろう。繰り返される地震の脅威とともに放射能への恐怖による生産と消費萎縮が続けば復興需要にともなう経済回復は短期にとどまり、日本経済はまた長い不況の泥沼にはまりかねない。