<チャイナインサイト>韓中25年、表面は熱く中身は冷たい(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.22 14:39
もう一つはTHAAD葛藤が構造的な問題に起因するという分析だ。イ・ジョンナム高麗大教授はTHAAD問題は韓中をめぐる戦略的環境が変化したことに起因する構造的葛藤の所産だと主張した。まず中国が変わった。過去の規模だけが大きい後進国から今ではグローバルスーパーパワーに変身し、韓国に対する立場が変わったということだ。激化する米中覇権競争も韓中間の葛藤を深める構造的な要因と指摘された。
クォン・ビョンヒョン元駐中大使はより直接的に、THAAD葛藤の背後にミサイル防衛(MD)システム問題があると述べた。米国が主導するMDに韓国が加入するかどうかの問題、すなわち中国は韓国に対し米国か中国のうち一つを選択しろと圧力を加えているということだ。