【時視各角】ジキルとハイドとトランプ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.07 15:02
北朝鮮がミサイルを発射した先月11日夜(現地時間)。日本の外交安保担当者は二度驚くことになった。
最初はトランプ外交安保ラインの粗末さ。安倍の側近が教えたマニュアルにそのまま従ったという。さらに驚いたのはトランプの気まぐれ。急ごしらえで準備されたフロリダの共同記者会見場。安倍に続いて登壇したトランプは15秒後に演壇から降りた。「われわれは日本を100%支持する」というとんでもない言葉がすべてだった。駆使した単語数はわずか23個。当初、脚本はマイケル・フリン大統領補佐官(当時)が作成したA4用紙1枚分量の原稿を読むということだった。ところで突然、これをひっくり返した。日本の当局者は「トランプの言葉をどこまで信じるべきか」と言ってざわついたという。