<チャイナインサイト>韓中25年、表面は熱く中身は冷たい(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.22 14:36
高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓半島(朝鮮半島)配備をめぐる韓中間の葛藤を、ある人は「通過する雲」に例える。暗雲が過ぎ去ればまた陽が差すだろうという希望を込めている。果たしてそうだろうか。THAAD問題は一過性のものではなく構造的なものであり、今後、類似の摩擦が韓中間で繰り返されるという分析が出ている。現代中国学会と韓国高等教育財団が中央日報中国研究所の後援で共同開催した学術会議でだ。
5年前のこの時期、韓中国交正常化20周年行事が開かれた中国北京人民大会堂に予期せぬ大物が姿を現した。数カ月後には中国共産党第1人者になることが確実視されていた当時の習近平国家副主席が出席したのだ。意外だったのは、習副主席がそれ以前の数週間、公開的な席に現れず、権力闘争説などさまざまな噂が広まっていたからだ。当時の李揆亨(イ・ギュヒョン)駐中韓国大使は後日、中国の知人から習近平副主席が腰痛にもかかわらず鎮痛剤を使って出席したという説明を聞いた。