【コラム】金正男氏暗殺で大きな代価を払う北朝鮮(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.07 15:01
先月18日、中国が今年末までに北朝鮮産石炭の輸入を禁止すると発表したのは、北朝鮮政権にとって青天の霹靂だったに間違いない。北朝鮮の対中国石炭輸出額は全体輸出額の4分の1で、半分ほどを占めている。ミサイル発射、金正男氏暗殺、ティラーソン会談の3つの要因が中国の決定にどれほど影響を及ぼしたかは分からないが、全般的に機嫌を損なったのは事実だろう。北朝鮮が金正男氏を殺さなかったなら、北朝鮮は依然として中国に石炭を売ってい可能性が大きい。
北朝鮮が挫折したのは間違いない。先月23日「米国の言う通りにしている」とし、珍しく中国に対する非難声明を発表した。中国を公開的に侮辱するのは窮地に追い込まれ、最近の状況を下手に扱っているというもう一つの事例だ。先月28日、李吉聖(イ・ギルソン)外務次官は北京へ向かった。輸出禁止措置の緩和を説得するためという目的だったのは言うまでもないが、中国を説得して心を変えさせることはできないだろう。