韓国KBS記者協「社長辞任するまで制作拒否」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.21 10:08
セウォル号惨事の報道をめぐるKBS(韓国放送公社)の内部対立が、悪化の一途をたどっている。KBS記者協会が制作拒否の方針を無期限に延長する中で、異常な番組進行が長期化する兆しだ。20日、KBS記者協会は「吉桓永(キル・ファンヨン)社長の退陣とニュースの政治的独立性の確保のために、制作拒否期間を無期限に延長する」として「ただしセウォル号遺族、不明者家族取材のための最小限の人材は除く」と明らかにした。KBS記者協会は吉社長の辞任を求めて19日から2日間、一時的に制作拒否を続けていたところだった。
KBSのPD協会も非常対策委員会体制に転換し、制作拒否の時期を調整中だ。今日から行われるKBSの2大労組のゼネスト賛否投票結果により、ニュースだけでなく教養・芸能番組の休止も避けられないものと見られている。全国言論労組KBS本部〔KBS新労組・記者とPD職を中心に構成、全国民主労働組合総連盟(民主労総)系列〕は21~23日、技術職を中心に構成されたKBS労組は21日の不在者投票を皮切りに22~27日にゼネスト賛否投票を実施する。