【コラム】韓米戦略家たちの近頃の4つの考え=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.11 15:05
一方、米国側の参加者は対北朝鮮戦略について特別な意見の相違はなかった。関与(engagement)政策を主張してきたウェンディ・シャーマン元国務次官は、米朝外交が米国・イラン合意のような道を踏めない理由を明瞭に説明した。シャーマンは突破口をつくるための努力を促さなかった。代わりに暗い論調で次のように話した。「米国・韓国・日本・ロシア、そしてより重要なのは中国が共同戦略を開発して一層難しい段階に入った北朝鮮の核の挑戦に対応する集団的な努力に着手しなければならない」。米国の共和党・民主党の参加者たちは戦術レベルでは意見が違ったかもしれないが、シャーマンの判断に根本的には同意した。
3番目、対中政策についてはまだ間隔があるが対日政策については隙間が狭まった。高高度ミサイル防衛(THAAD)体系に対する考慮を含め朴大統領が北朝鮮の核・ミサイル試験に強硬に対応したために中国が国連安保理の制裁に従うことになったという点について広範囲な意見の一致があった。