北朝鮮に残してきた子どもにも韓国で遺産相続の道開かれる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.01 09:16
北朝鮮住民が戦争時に別れた父親と実子関係であることを認めるよう求め韓国の裁判所に起こした訴訟で最終勝訴した。北朝鮮に住む住民でも韓国の裁判所に訴訟を起こすことができ、遺産相続も要求することができるという初めての判例だ。
大法院(最高裁判所に相当)は31日、北朝鮮住民の4人が「南に行き暮らし死亡した父の実子であることを認めてほしい」として韓国政府を相手取り起こした嫡出子関係存在確認請求訴訟で原告勝訴の判決を言い渡した原審を確定したと明らかにした。原告の父親は平安南道平原郡(ピョンアンナムド・ピョンウォングン)で病院を運営し、2男4女をもうけた。父親は韓国戦争が起きると長女だけを連れ38度線を越えた。その後別の女性と再婚し2男2女をもうけた。父親はソウルで病院を運営して不動産など100億ウォン台の財産を築き、1987年に老衰で死亡した。