【時視各角】我々にとって「セウォル号7時間」とは…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.14 16:50
「小人革面」。朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾案が圧倒的多数で可決された直後、思い浮かんだ言葉は残念ながらこれだった。中国の占術「周易」で、革命と変革の卦である沢火革を隠喩的に表現した「大人虎変」「君子豹変」の対となる言葉。虎変と豹変は、虎と豹が秋の毛替わりの時に退色した毛が鮮明で美しい色の毛へと変わるように、大人と君子が変革する時はっきりと目に見えるように一新するという意味だ。一方、革面は小人物が時流に乗って面の色だけを直して変わったふりをすることを言う。
少なくともセヌリ党62人の賛成票にも評価が低い理由は表決を控えて繰り広げられた「セウォル号空白の7時間」に対する駆け引きへの怒りが解けていないためだ。大統領の髪セット報道がなかったら、これによって市民の怒りが爆発しなかったら、セウォル号の7時間は弾劾案から外されたかもしれない。