元楽天の金炳賢（キム・ビョンヒョン）が２０日午前６時３０分ごろ、仁川（インチョン）空港に到着し、入団歓迎式および記者会見を行った。金炳賢は８日、韓国のネクセン・ヒーローズと総額１６億ウォン（約１億円）で入団契約を結んだ。

金炳賢は入団記者会見で、日本の楽天で過ごした昨年１年間について「日本でいい経験をした。その間、韓国に帰って来られなかったのは、ネクセンのためでもなく、プライドのためでもなく、自分のボールが気に入らなかったからだ。野球に関しては他の人たちよりも自分を冷静に細かく見る傾向がある。日本で夏が過ぎ、少しずつ良くっているのを感じながら『うまくいっている』と考えた」と述べた。

続いて「ところが７、８月ごろから試合に出られなかった。体は悪いところもなかったが、なぜ出られなかったのかは自分にも分からない」とし「失敗したという方もいるが、失敗はマウンドで打者と対戦して決定するべきことだが、１軍の試合には一度も登板できなかった。投げる自信もあった。気に入らない部分があって１軍に上げられなかったのだろうが、その部分がやや残念だ。しかし失敗とは思っていない」と話した。