文大統領、中国成語で関係を強調…「過去を振り返れば未来が分かる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.15 08:42
「観往知来」。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が14日、習近平国家主席との韓中首脳会談で引用した故事成語だ。過去を振り返ってみると未来が分かるという意味だ。
文大統領はこの日、中国北京人民大会堂の東大庁で開かれた会談で「観往知来」に言及し、「両国は最も近い隣国であり、悠久の歴史と文化を共有している」と述べた。「観往知来」とは、中国戦国時代に列禦寇が著した『列子』の「説符」篇に出てくる言葉だ。習主席が「いま誰もが知る理由ために中韓関係には後退があった」と述べた後に言及した言葉だった。
文大統領は「両国には最近、一時的に困難があったが、ある面ではむしろ相手の立場になって思考する機会となり、これまでの溝を埋めてさらに大きな山を築いていくためにそれなりに意味のある時間だった」と強調した。この日午後4時40分から始まった拡大首脳会談は56分間続いた。予定された30分の倍近い時間だ。