金正恩、精魂込めた馬息嶺スキー場を訪れない理由は?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.10 16:46
金正恩の変化は昨年11月に感知された。馬息嶺スキー場を含む金正恩時代建設プロジェクトを総括した馬元春(マ・ウォンチュン)国防委設計局長が粛清されたのだ。平凡な設計士から一躍、金正恩の最側近に浮上したが、またすぐに没落した。資金と建築資材を流用したという不正容疑をかぶせたが、世論をなだめるために犠牲になったという解釈も出ている。新顔のチョ・ヨンウォン労働党副部長が代わりに入ったとみられる。
朝鮮中央通信は6日、金正恩が平壌市の養老院建設場を訪問し、見本となる建築物で建てるよう指示したと伝えた。今年最初の現場訪問は孤児院を選択し、子どもを抱いて涙まで見せた。児童施設と学校建設に大きな関心を見せる姿も出てきた。もう少し見守る必要があるが、民生側に政策方向を定めたのなら幸いだ。