露-中-韓のガス管“1石4鳥“なのに…手放しの韓国政府(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.03.31 14:47
ガスの輸入費用を低くするために日本は、ロシアのサハリンから北海道-本州に連結されるパイプラインを開設する案をロシアと長年議論してきたが、北方4島の領土問題などで葛藤を生じさせながら交渉に進展が見られずにいる。ペク研究委員は「日本国内のガスパイプラインの必要性を勘案すれば、仁川に持ってきたパイプラインは私たちが日本に外交的に提示できる良いカードとなる」として「日本の天然ガス市場で米国のLNGに劣らず韓国のパイプラインが影響力を行使できる」と説明した。
これは朴槿恵(パク・クネ)政権が強調する「ユーラシア・イニシアチブ」とも合致する。ユーラシア・イニシアチブは世界最大の単一大陸であり巨大市場であるユーラシア領域内の国家間で協力を通じて経済活性化、雇用創出、北朝鮮開放誘導などに共に立ち向かおうという構想だ。イ室長は「天然ガスのパイプラインを媒介に北朝鮮をめぐる4カ国がエネルギー共同体として結びつけば、韓半島の平和維持に強力な抑制策になりうる」と話した。