【コラム】足マッサージでも韓国を圧倒する中国

【コラム】足マッサージでも韓国を圧倒する中国

2017年11月17日13時36分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  中国の経済崛起はもう質的な変化をしている。巨大な龍がうねりながら動く姿を連想しても良いほど躍動性が感じられる。経済の発展は人の表情や行動まで変える。顔には余裕が感じられ、マナーも良くなっている。生活が潤いながら生じた変化だ。最近訪れた福建省廈門、そこで受けた「2017年の中国」の印象だ。市場通りの看板は定規で測ったように整頓されていて、文化の尺度となるトイレも清潔だった。都心の摩天楼は先進国と変わらず、道路も整備されている。道沿いで売られている食べ物もきれいに並べられていた。

  このような変化は廈門だけではない。廈門はむしろ経済開発が遅い地域に挙げられる。トウ小平が1978年に改革・開放を進めながら深セン・珠海・汕頭とともに指定した4大経済特区だったが、台湾領の金門島から近く、いつ戦争の被害を受けるか分からないという懸念のため開発が遅れた。このような経済と安保の特殊性を持つ廈門は習近平国家主席との縁も深い。習主席が85年の廈門副市長をはじめ、福建省から浙江省、上海を経て権力の頂点に上がるうえで必要な力量を磨いたところであるからだ。

  習主席は最近、第19回党代表大会を通じて、廈門で描き始めた「中国の夢」をさらに具体化した。2020年までに全国民が中産層となる小康社会を築き、2050年には米国を抜いて最強国になるというビジョンを盛り込んだ。廈門地域だけを見てもそのような夢が実っていくことを十分に感じることができた。過去とは全く違う中国の経済力と社会的活力を実感したからだ。

  中国はすでに「世界の工場」レベルを越えている。製造業と内需はもちろん、サービス業と情報通信技術(ICT)の融合を通じた未来の第4次産業革命でも威力を発揮する。今でも製造業の崛起は韓国を追い込んでいる。サムスン電子のスマートフォンは中国産ブランドに押されて存在感が薄れている。現代・起亜自動車も50にのぼる中国車の集団追撃を受け、これ以上は退けない死闘をしている。

  韓国の唯一の優位戦略産業である半導体も中国との決戦は時間の問題だ。北京と上海をつなぐ交通要地の武漢に建設される国家メモリー基地の一つが早ければ来年から半導体の量産を始める。中国は2025年までに1兆元(約17兆円)を投資し、半導体自給率を70%まで高める計画だ。さらに世界市場シェア1位の中国産商品目録に半導体を並べる日を夢見ている。10年前、米国・ドイツを抜いた世界1位の中国産製品は1762品目(韓国は68品目)にのぼる。

  しかも第4次産業革命は中国に翼を与えている。ドローン・フィンテック・電気自動車・二次電池では規模の経済を前に出して世界標準を主導している。何よりもデジタル経済が威力的だ。中国版ブラックフライデー「光棍節(独身者の日)」が見せたように、固定電話とインターネットウェブを越えて主要商取引がモバイルで行われる。習主席が党大会で「中国の夢」に32回も言及したのはこうした自信の発露だ。

  サービス産業でも韓国は対抗するのが難しくなった。韓国では夜の文化と見なされる足のマッサージさえも厳然たる産業として定着している。一流ホテル並みの施設に100人ほどのマッサージ師が働いているが、マッサージを受けるのに30分待ちが普通であるほど好況だ。一つの職業と見るため若い世代にも良い職場になる。韓国はどうか。井の中の蛙でサービス業を軽視し、雇用も逃し、経済構造も老衰している。

  中国の経済崛起への対処法はう回路がない。開放経済を維持しながら、中国企業との格差を拡大し、製品を高度化することだけが生きる道だ。そのためには政府は30年前の古い規制でふさいでいる産業革新の道を開く必要がある。ためらっていれば鍋の中の蛙になるかもしれない。

  キム・ドンホ/論説委員
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