【国防科学研究所事故】東南アジア輸出用新型砲弾の試験射撃中に爆発

【国防科学研究所事故】東南アジア輸出用新型砲弾の試験射撃中に爆発

2009年12月04日08時53分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  3日、京畿道抱川市蒼水面(チャンスミョン)の国防科学研究所(ADD)銃砲弾薬試験場で155ミリ曲射砲弾の試験射撃中に発生した爆発事故は、不完全な砲弾が原因と考えられている。

  事件の経緯はこうだ。午前11時32分ごろ、ADD所属のチョン・キチャン氏(40、死亡)ら6人は防衛産業会社の依頼を受け、口径155ミリ牽引曲射砲KE-179の砲弾を試験射撃し始めた。

  この砲弾はP社が製造した従来の人馬殺傷用弾頭に、H社が開発した新型衝撃信管(fuze)を結合したものだ。信管とは砲弾の弾頭を爆発させる装置。衝撃信管は、砲弾が地面や建物などに当たる際、その衝撃によって弾頭を爆発させる。

  この日試験射撃した砲弾は海外輸出用だった。東南アジアの国から注文が入ったという。ADDの試験射撃は輸出の最後の関門だった。これに合格すれば輸出できる。このため試験射撃を「受諾試験」という。

  事故当時、ADD研究員は試験射撃する16発のうち5発をすでに撃った状態だった。6発目を射撃するために砲弾を砲身に入れ、閉鎖機を閉じて射撃の準備している間に爆発が起きた。

  防衛事業庁のキム・ヨンサン報道官は「砲弾1万6000発を追加で生産し、16発のサンプリング試験をする過程で爆発した」と説明した。

  軍当局は今回の事故の原因を新しい衝撃信管の非正常的爆発と見ている。砲弾は炸薬が入った弾頭と信管、推進装薬と雷管で構成されている。このうち装薬と雷管は爆発しても衝撃が少ない。しかし信管が作動すれば弾頭を爆発させる。

  砲弾の弾頭は強い爆発力を持つ。鋼鉄で作られた砲身が裂けるほどだ。このため信管や弾頭は爆発しにくくなっている。今回の事故で砲身が真っ二つに折れて6人の死傷者が出たのは、信管の非正常的作動で弾頭が爆発したためというのが軍の判断だ。

  新しい武器体系の性能試験過程で事故が発生するケースは多くない。90年代半ばのK-9自走砲開発当時、雷管の非正常的作動で弾頭が爆発し、ADD研究員1人が死亡した。07年5月には韓国型駆逐艦「文武大王艦」の射撃訓練中、砲弾が砲身内で爆発する事故が発生したりもした。この事故では人命被害はなかったが、5インチ胞の砲身が損傷し、新しいものに取り替えた。

  1977年5月、北朝鮮のAN-2機の侵入に備えるために開発していたバルカン砲が試験中に爆発した事故はよく知られている。当時、国産バルカン砲弾の試験射撃で機能障害のため発射せず、これを調べるために青瓦台(チョンワデ、大統領府)経済首席室の防衛産業担当イ・ソクピョ秘書官が近づいた瞬間に爆発し、イ秘書官が死亡した。

  オ・ウォンチョル経済首席は当時、朴正煕(パク・ジョンヒ)大統領に「閣下、戦闘は続きます。戦友の遺体を越えて前進するだけです」と述べ、武器開発への意志を強めた。ADDが韓国武器体系開発のメッカとして、自主国防の一つの軸として定着したのは、こうした努力のおかげだ。

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