ＫＢＳ（韓国放送公社）２番組「美女たちのおしゃべり」のサユリは期待を裏切らなかった。

この夏、日本の沖縄と東京を旅行しながら執筆した旅行書の表紙には、ピンクのうさぎのぬいぐるみをかぶったサユリが座っている。 それも人の多い地下鉄の中で。 普通の人なら考えられないことだ。

しかしサユリはこの本で‘４次元少女’以上の一面を見せようと努力した。 それは人に対する関心だ。 うさぎのぬいぐるみをかぶったのも、人を深く観察するための試みだった。

自分の姿を見た人がどんな反応をするのか、という実験だ。 この本で注目されるのはサユリの書いた短編小説。 日本で大きな社会問題になった事件を犯人の立場になって再構成した。 心理洞察がなかなか鋭い。

普段から作家を夢見てきたサユリは「日本で発生する犯罪の相当数は人と人の距離が遠くなって生じている」とし「援助交際をする少女は、知らない人とメッセージや電話をやり取りする金を稼ぐために体を売る。 悪質なコメントを書く行為は孤独だから注目を受けようという心理から始まる」と語った。

サユリはこの本を書く過程で信じられないような体験をした。 沖縄の観光地に行ってきた後、一人の女性の霊にとりつかれ、一週間ほどうなされたのだ。 さらに首には霊の指の跡も残った。 サユリは「あとで知ったが、その観光地は霊が乗り移ることで有名なところだった」と伝えた。

サユリは「率直に言って‘４次元’という言葉は好きではないし、‘４次元’でもない」とし「普段から本を読んで歴史や人について勉強している。 韓国では子犬のモモコが最も親しい友人」と語った。