韓中THAAD対立を米国が仲裁する(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.03.07 13:10
これを受け、ティラーソン氏の韓中歴訪が行われると予想される18~21日にTHAADをめぐる韓中の「THAAD報復」「反中感情」が山場を迎えるとみられる。ブルッキングス研究所のある研究員は「習近平主席がティラーソン長官との会談を受諾する場合、これはTHAAD配備をめぐる最悪の状況は互いに避けたいという意味になるだろう」と分析した。実際、米政府は最近までも韓国のTHAAD配備への意志に対する疑問を抱いていたという。
複数のワシントン消息筋によると、米国務省と国防省のアジア専門家の間では「文在寅(ムン・ジェイン)前「共に民主党」代表が次期大統領になれば、『THAADはなかったことにしよう』とするのではないか」という懸念が根強い。そのうえに、文前代表が一部メディアとのインタビューで「大統領になれば米国の代わりに北朝鮮を先に訪れる」と述べたところが質問の趣旨と全体の流れが省かれたまま、「反米、親北朝鮮」につながり、「米国もどうなるか分からないのでTHAAD配備の推進を調整しなければならないのではないか」という指摘も出たという。