通貨危機のときに外国に売られた韓国の“種子事業権”、14年ぶりに奪還(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.14 15:01
外国企業は確保した農産物の種子を国内農家に供給してロイヤルティーを受けた。 種子販売価格の5-10%が本社のロイヤルティーだと業界は推算している。 国産の農産物を栽培し、国内の消費者が食べ、外国企業にロイヤルティーを支払うということだ。 トウガラシを食べながらもモンサントにロイヤルティーを出した。 80年代に入って中央種苗が国産を改良してトウガラシを量産したが、同社がモンサントの所有になったからだった。 こうした状況をめぐり、種子業界では「種子主権と食卓の自尊心が崩れた」という言葉までが出てきた。 外国企業から種を購入して裁培した国産農作物を食べるという意味だった。
農村振興庁のチョン・ウンギ研究官は「公開されていないが、多国籍企業が韓国産作物を改良して第三国に輸出した可能性もある」と述べた。 種子会社とともに種子主権を失った結果だ。