慶尚北道尚州で塩酸漏出事故、周辺住民が一時避難
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.01.13 09:22
12日午前8時10分ごろ、慶尚北道尚州市(キョンサンブクド・サンジュシ)の青里馬孔(チョンリマゴン)工業団地内の熊津(ウンジン)ポリシリコンで、タンクに貯蔵されていた塩酸が漏れ出す事故が起きた。ポリシリコンは太陽光発電の核心素材だ。事故が起きた工場は太陽光産業の不況のため6カ月前から稼動が中断された状態だった。この事故で付近の住民に避難命令が出されたりもした。
消防当局によると、流出はこの日午前7時30分ごろに始まった。工場関係者は、「塩酸タンクが破損し煙が少しずつ出てきた。午前10時ごろに塩酸が空気と反応して塩化水素に変わった後白いガスがたくさんできた」と話した。当時容量250トンのタンクには200トンほどの塩酸が入っていた。このうち相当量が原液と塩化水素形態で漏れ出たものと把握された。塩化水素は事故現場から500メートル離れたところまで広がった。