【噴水台】高齢者のための国=韓国

【噴水台】高齢者のための国=韓国

2019年09月12日15時52分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  最近SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で「オンライン・タプコル公園」が流行している。1990年代後半~2000年代前半に放送された歌謡曲チャート番組をリアルタイム・ストリーミングしてくれるYouTubeチャンネルを指す言葉だ。一度に10万人余りが視聴するほど話題になった。

  20年前の人気歌謡を懐かしみ同チャンネルに集まった人々のほとんどは、当時10~20代を過ごした3040世代だ。彼らは自分たちが「年を取った」と自嘲する。しまいには、自分たちが見るチャンネルを高齢者が多く集まるソウル鍾路区(チョンノグ)のタプコル公園になぞらえニックネームを付けた。

  オンライン・タプコル公園の隊列に並び楽しく過去を思い返していたら、ふとこの世代が実際に高齢者になる遠くない未来が思い浮かび、口元から笑みが消えた。先日、韓国統計庁が発表した人口推計によると、2050年の韓国の高齢者人口は1900万人だ。人口10人中4人が65歳を越え、世界で高齢人口の割合が最も高い国になるという。

  この世代は子供が1人という人が多い。結婚していないか、または結婚していても子供のいない人も珍しくない。これまで韓国社会を支えてきた家族間の扶養を、この世代は子供世代に期待しにくくなる。老後に頼るのは生涯かけて貯めた資産、公的年金、社会保障制度程度だろう。3040世代は現在の高齢者の世代よりも資産が少ない。現在、韓国の高齢者貧困率が47%に及び、経済協力開発機構(OECD)で最高だと言うが3040世帯が高齢者になれば、更に大変なことになる。

  4年後には負債比率が133%となる健康保険、2057年には基金が枯渇して保険料率は26%に跳ね上がる国民年金…。社会保障制度の未来もそれほど明るくない。遠い未来のことだと傍観ばかりしているには、青年1人が高齢者1人を背負わなければならない高齢者のための国があまりにも近くに迫っている。

  イ・エスダ/福祉行政チーム記者
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