<韓国歴史教科書国定化>「朴大統領の施政演説、国定化説得する」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.27 14:58
朴槿恵(パク・クネ)大統領が27日、国会の予算案の施政演説を行う。与党圏の核心関係者は「朴大統領が歴史教科書に対する国定化の必要性と重要性について強いトーンで国民を説得する可能性が高い」と伝えた。施政演説が歴史教科書国定化の正当性を訴える「対国民談話」の性格になるだろうという展望も出ている。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者も「朴大統領が普段どおりこの懸案にアプローチするのではないか」として「その解決方法は正面突破だろう」と話した。朴大統領は労働改革法案の通過、韓中自由貿易協定(FTA)の批准、経済活性化法案の早急な処理なども要請するという。朴大統領は就任初年度の2013年から今年まで毎年、施政演説を行っている。
この日セヌリ党の親朴系議員が主になって開催した「国家競争力強化フォーラム」では、黄祐呂(ファン・ウヨ)社会副首相兼教育部長官の更迭論が出てきた。フォーラム所属の金泰欽(キム・テフム)議員は26日、自由発言時間に「(教科書国定化の)初動対応を誤ったのだから教育部長官を更迭すべきだ」と話した。与党圏で黄副首相責任論が公開的に提起されたのは今回が初めてだ。
金議員の発言は親朴系の不満な気流が表出したものという観測が多い。与党圏の核心関係者は「国定教科書の局面で黄副首相が消極的だという話はかなり以前からあった」と話した。