【噴水台】文在寅政府のデッドクロス
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.27 14:39
「一度越えれば、取り返しのつかない線なのか」
文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対する否定的な評価が肯定的な評価を上回る現象を「デッドクロス」と表現したことに世論調査専門家であるチョン・ハヌル博士が提起した疑問だ。下落傾向を意味する証券用語を借りたものであるうえに、そのような現象が現れたといっても「デッド(死)」と受け止めるほどなのかということだ。彼は反例も挙げた。金泳三(キム・ヨンサム)元大統領と李明博(イ・ミョンバク)元大統領時代に「特に、李元大統領時代における支持率の回復過程は国政支持率の管理で重要な事例研究の対象」と話した。
実際、時間は記憶のディテールを消したりもする。大統領の支持率と時間の関数も例外ではない。下り坂と記憶する人がほどんどだ。しかし、チョン博士の言葉通りに李元大統領の場合は独特だった。リサーチアンドリサーチの月別調査を見ると、支持率が執権2年目である2009年中盤から大きく上がり、4年目である2011年3月まで強勢だった。就任後2番目に高い支持率(54.3%)を記録したのは2年目である2009年10月だった。