【社説】消費者も環境のためVWリコールに積極的に取り組むべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.05 15:51
排出ガス操作の波紋を起こしたフォルクスワーゲン(VW)が問題車両のリコールの意思を環境部に明らかにするにつれ、韓国内でも最大12万台のリコールが成り立つ予定だ。ユーロ5の環境基準にともなう排気量1.6リッターと2.0リッターのディーゼル車で2009年から販売された車が対象だ。ところが今回のリコールは性能や欠陥改善ではなく環境汚染を減らす公益的なリコールという点で、車の所有者がどれくらい積極的に参加するのかがカギだ。
フォルクスワーゲンが排出ガス低減装置を道路走行時に消すようにしたことはこの装置が稼動すれば性能と燃費効率が落ちる短所のためだった。これに対しリコールと共に減った燃費に見合う補償案が用意されなければならないが、まだ具体的なガイドラインがない。しかもフォルクスワーゲンは世界で1100万台余りの車両をリコールしなければならない。懲罰的ま課徴金などで今回の事態を収拾するだけで100兆ウォン以上が必要とされるという展望まで出ており、燃費補償金がまともに支給されるのかは未知数だ。