【コラム】韓国の経済活性化、中小企業のグローバル化にかかる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.09 10:44
経済活性化の核心は中小・中堅企業が果たしてグローバル化できるかにかかっている。1995年から低成長期に入り込んだ日本経済は、当時内需活性化中心政策でグローバル化に失敗したことが“失われた20年”の核心要因のひとつだった。反面教師としなければならない。すでに韓国の中小・中堅企業にもガラパゴス症候群が見られている。韓国政府は先月13日に大統領主催で2015年国家財政戦略会議を開催し、10大分野の財政改革課題のひとつとして政府研究開発革新案を発表した。
韓国経済の国家研究開発投資規模はこの10年間増加が続いており、2013年基準で投資規模は542億ドルで世界6位、国内総生産(GDP)比では4.15%で世界1位を記録した。しかし投資規模の拡大にともなう成果の創出はやや不十分だった。こうした環境の中で政府が研究開発革新案をまとめ、政府研究開発支援体系を中小・中堅企業中心に大々的に改編することにしたのは真に時宜適切な政策パラダイムの変化だ。
政府研究開発革新案の成功的推進を望む気持ちから、必須的に考慮されなければならない事項を3つの側面から見てみようと思う。