【コラム】仁川アジア競技大会に来る北朝鮮美女応援団、なぜ合宿(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.05 11:05
選抜される場合は美貌・思想面で検証された優秀な人物と見なされ、今後、特権層で身分が上昇する機会まで狙えるという点で競争が過熱する。これには金正恩の夫人・李雪主(リ・ソルジュ)が大きな影響を及ぼした。2005年9月の仁川アジア陸上選手権大会当時に応援団として来た李雪主は数年後、後継者の金正恩の夫人に選択された。李雪主の父は元空軍操縦士だ。平凡な家に生まれた李雪主は20代で北朝鮮のファーストレディとしてスポットライトを受けている。李雪主が「平壌版シンデレラ」になるうえで応援団の経歴が大きく作用したという評価だ。情報関係者は「李雪主が応援団選抜に直接関与しているという話が広がり、労働党と軍部の幹部が彼女とのコネに血眼になったという情報もある」と説明した。
最終選抜された応援団は、外部と徹底的に隔離されながら応援の練習をし、思想教育を受ける。「応援団は敵陣(韓国)に入って元帥の偉大性を知らせる労働党の宣伝先鋒隊」というのが核心テーマということだ。我々が「美女応援団」をその言葉どおりに受け入れない理由だ。