国宝・宝物の「公認複製品」の方針めぐり議論=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.29 13:06
「文化財の毀損を防ぐために海外展示用の複製品を制作すべきだ」「海外展示に複製品を出すのは詐欺であり国の恥さらしだ」。
文化財庁がこのほど発表した「国家公認複製品」の制作方針をめぐり議論が起きている。国宝第83号の金銅弥勒菩薩半跏思惟像のニューヨーク展示をめぐり、「送るべき」「送るべきではない」に分かれて繰り広げられた攻防は第2ラウンドへと広がる格好だ。
文化財庁は当初、10月29日からニューヨークのメトロポリタン博物館で開かれる特別展「黄金の国、新羅」に半跏思惟像が出品されることを認めなかったが、反発が高まると「展示許可」に決定を翻した。これを機に「一度毀損されれば代替不可能な国の重要文化財は『公認展示複製品制度』(仮称)を導入し国外展示に積極的に活用する」という計画を明らかにした。