韓国映画、史上初の観客1億人突破…その意味は?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.21 15:33
◆大企業に集中、諸刃の剣=今年の韓国映画界に見られる特徴のひとつは、大企業の影響力が強まったことだ。映画振興委員会による配給会社別のシェア統計によると、10月に国内業界1位のCJ E&Mのシェアが72%にも達している。しかも投資や配給だけでなく、製作にも影響力を持ち始めている。
CJが内部チームを立ち上げ、3年間シナリオを開発して監督と製作会社を指名・完成させ、ヒットを出した『王になった男』が代表的なケースだ。大企業主導でシナジー効果を出した企画・製作モデルとの評価がある一方、今後、あまたある零細製作会社は注文製作会社に転落しかねないという危機感も出ている。