【社説】非核化の分岐点…韓米首脳会談にかける期待
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.21 09:50
文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ米大統領が22日、ワシントンで4回目の首脳会談をする。来月12日に予定された米朝首脳会談に向けて両首脳が以前から準備してきたことだが、最近、北朝鮮が韓米に対して強硬発言をし、米朝首脳会談ボイコットの可能性まで示唆したことで、今回の韓米会談の重要性はさらに高まった。これに関連して20日に両首脳が20分間の緊急電話会談をしたのは、米朝首脳会談を揺れることなく推進するという共同の意志を確認し、北朝鮮誘引案を議論したという点で意味がある。また、韓米首脳会談に時期を合わせて17カ月間も空席だった駐韓米国大使にハリー・ハリス太平洋司令部司令官(62)が公式指名されたことも、いつよりも重要な韓米関係を強固にする前向きな措置だ。
トランプ大統領はその間、北朝鮮の核について「先に核廃棄、後に見返り」が骨子のリビア式解決法を挙げながら話してきた。しかし北朝鮮が拒否感を表すと、17日に「リビアモデルは全く考慮していない。米国が北朝鮮に追求する方式は韓国モデル」とし「金正恩(キム・ジョンウン)委員長が非核化に同意すれば適切な保護を受け、彼の国は裕福になるだろう」と述べた。続いて「北朝鮮が非核化合意を拒否すれば、焦土化した(decimated)リビアモデルがよみがえることもある」と付け加えた。