◆「９月末に設置」ｖｓ「国政監査の対応のため」＝新政治連合の金太年（キム・テニョン）議員は「ＴＦ団長であるオ・ソクファン忠北（チュンブク）大学事務局長を、教育部が正式発令したことがなく、チーム員の半分が放課後支援チームなど歴史教科書とは関係ない業務を遂行していた者たち」としながら「法令規定に基づかない組織だ」と主張した。新政治連合側はまた「行政手続き法の施行令」上、教科書国定化の確定告示前なので教育部が提出された意見を検討して処理するべきなのに国定化を推進するＴＦを運営したのは違法だという立場だ。

これに対しイ・スンボク報道官は「部署間の協議によって必要ならば常に人材派遣が可能だ」として「歴史教育支援チーム業務を支援しようとほかの部署から人材を補強しただけ」といった。教育部の職制を担当する行政自治部組織企画と関係者は電話で「定員の増減がともなうＴＦやさまざまな部署間の協業が必要なＴＦは自治行政部と協議するが、部署で定員増減なしに自律的に設置する一時的なＴＦはそのような必要がない」として「違法だと断定することはできない」と話した。

金太年議員は「国際教育院に秋夕（チュソク、中秋、９月２７日）前に事務室を使うという連絡が来て、その直後から使った」として「ＴＦ運営時期は９月末から」と主張した。一方キム・クァンボク室長は「５日には歴史教育支援チームに８人を補強し、国政監査（８日）に対応したもの」としながら「（今のＴＦは）国定化を予告した１２日以降、さらに７人増やして作ったもの」と説明した。

◆１９時間の対立、「監禁」か「セルフロックか」か＝２５日午後８時ソウル鍾路区東崇洞（チョンノグ・トンスンドン）の国際教育院を急襲して現場を守っていた野党議員は２６日午後３時に撤収した。警察と対立して１９時間ぶりのことだった。２時間にわたりＴＦ職員はドアを閉めて建物の中にいた。与野党は「２０１２年の大統領選挙時に国家情報院の女子職員を監禁したのを思い出す。野党は強盗団じゃないのか」〔セヌリ党の徐清源（ソ・チョンウォン）最高委員〕、「監禁ではなく『セルフロック』をしたこと」〔新政治連合の田炳憲（チョン・ビョンホン）最高委員〕と攻防を繰り広げた。


＜韓国歴史教科書国定化＞教育部「教科書ＴＦ、青瓦台に毎日報告…当然のこと」（１）