【コラム】進化する企業の社会貢献=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.26 15:14
毎年年末になると出てくるニュースの一つが寄付だ。昨年、韓国国内企業234社の社会貢献支出は2兆8114億ウォン(約3100億円)に達したという。メディアも少なくない金額を寄付する企業市民としての役割を前向きに取り上げている。
しかし社会貢献に対する概念が進化を繰り返し、企業の社会貢献の様相も変化している。例えば金銭的な寄付は1回の寄付から、職員と会社、会社と外部団体のマッチンググラントに発展している。企業は金銭的な寄付から才能の寄付に目を向け、これが持続可能な価値を創出することを悟った。共有価値の創出(CSV)という概念が導入され、もう一つの大きな変化が始まった。すなわち革新的な企業はビジネスの課題を社会的なイシューと連係し、企業レベルの解決策を提示することにより社会に寄与もし、新しいビジネスを模索する共生戦略に進み始めたのだ。