IMF経済危機の時より結婚する人々が減った韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.21 15:53
韓国の昨年の婚姻件数が歴代最低値を記録した。経済が厳しいときほど結婚する夫婦は減る傾向を示す。不況のため結婚を先送りしたり、あきらめる国民が昨年ピークを迎えたという意味だ。
20日、韓国統計庁が発表した「2018年婚姻・離婚統計」によると、人口1000人当たりの婚姻届件数(粗婚姻率)は5件で対前年比0.2件減った。結婚した夫婦2人が1件の婚姻届を出すため人数に換算すると1000人中10人が結婚したという意味になる。統計を作成し始めた1970年以来最も低い。
粗婚姻率はIMF経済危や世界金融危機など韓国経済の危機局面で急減している。経済成長率が-5.5%(1998年)と大幅に落ち込んだ通貨危機当時の粗婚姻率は1996年9.4件から2年間で8.0件に減少した。成長率が5%台に回復した2006年からは再び回復して金融危機前後に再び大幅に減少した。成長率が2~3%台の低成長期に入った2012年からは結婚人口が減少し続けた。