韓国・保寧火力発電所で人命事故…1人死亡
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.28 08:34
火災が発生した忠清南道(チュンチョンナムド)保寧(ボリョン)発電所で、今度は人命事故が発生した。火災で電力設備が損傷してからわずか12日ぶりだ。格別な安全措置が必要なエネルギー生産施設だが、深刻な安全不感症が表れている。
27日午前9時、保寧市鰲川面烏浦里(オチョンミョン・オポリ)韓国中部発電保寧火力発電所5号機のボイラー室。チョン・ウィファンさん(39)ら作業員13人はボイラー室内部に設置された足場(臨時仮設物)の上で作業を始めた。このうち4人は高さ40メートル、残り9人は高さ27メートルのところで作業していた。ボイラークラック(亀裂)状態を点検し、補修する工事だった。
ボイラーは高さ106メートル、幅16.5メートルの長方形。予防整備工事専門業者所属の作業員は2時間ほどの作業を終え、10時50分ごろ下に降りる準備をしていた。この瞬間、バキンという音がして足場が崩れ落ち始めた。作業員13人は墜落したが、構造物の間に挟まって高さ10-18メートルのところで止まった。このため集団で下まで墜落するという惨事は避けられた。警察関係者は「不幸中の幸いで足場の残骸が大型人命被害を減らした」と話した。