【社説】習近平氏の訪朝、北核交渉回復の契機にしてほしい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.18 10:00
習近平中国国家主席が20~21日に北朝鮮を国賓訪問することになり、立ち止まっていた韓半島(朝鮮半島)の平和プロセスの時計が再び回り始めた。たとえ突然発表されたといっても習主席の訪朝は十分に予想されていたことだ。昨年3月から今年1月まで金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が4度も訪中したにもかかわらず、習主席は答礼訪問をしなかった。そのうえに、習主席は2014年ソウルを訪問したことがあり、時期が問題で訪朝は既成事実だった。今回の訪朝は習主席が主席になって以降初めてという点、2005年胡錦濤元主席の訪朝以来中国共産党・国家最高指導者としては14年ぶりに初めてという点でその意味が大きい。
特に注目すべきことは南北対話と米朝接触いずれも膠着状態に陥っている中で習主席の訪朝が流れを変える決定的な契機になる可能性があるという事実だ。どの国より金正恩政権に大きな影響を与えられる国が中国だ。実際にも北朝鮮政権を固く締めつけている北朝鮮制裁の成否も中国にかかっている。今回の訪朝も中国の影響力が健在であることを見せつけるという意味合いも持っている。