韓国大企業CEOら「中国ショック」…すべての事業で韓国追い越す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.16 08:52
12日、米ラスベガスの家電見本市「CES2018」会場。LSグループの具滋烈(ク・ジャヨル)会長の足が中国のドローンメーカーDJIの前で止まった。DJIは自撮り用小型ドローンから農業用、人命救助用の超大型ドローンまで半年ごとに新製品を発表してきた。ドローンは高速成長する中国の未来技術を確認できる代表商品だ。具会長は「中国は先端技術分野だけでなくすべての産業ですでに韓国を追い越した。LSグループも主力事業である電力・自動化分野では中国を脅威ではなく機会の地にしなければならないだろう」と強調した。
SKテレコムの朴正浩(パク・ジョンホ)社長もCES会場に同行した役員らと中国の技術進化を直接見た所感を共有した。彼もやはりモバイル分野で韓国は中国にすでに遅れを取ったと評価した。朴社長は「ロングタームエボリューション(LTE)導入以降中国が先行しているが、(韓国が中国を追い越せる)時間はいくらも残っていない。海外の企業が韓国製半導体を活用してはるかに多くの利益を得ているため(韓国は)半導体がよく売れることばかり喜んでいることはできない」と危機感を表現した。引き続き「以前は情報技術(IT)といえばインドを挙げたが、いまは中国が先を行く。中国が(産業に対する)規制が少ないのもここまで成長できた理由」とうらやましさを示した。
CESに行ってきた韓国の最高経営責任者(CEO)が「中国ショック」に陥った。言葉だけで聞いていた中国の技術成長を目で直接確認することになってだ。今回のCESで中国は全参加企業4000社余りのうち米国に次いで多い1325社を出展させた。ロボット展示館だけでなくスタートアップブースまで中国が占領したかのようだ。