国連安保理「対北朝鮮重大措置」、北朝鮮「最後を見届けるまで推進」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.09.11 13:15
国連安全保障理事会が北朝鮮の5回目の核実験に対する追加制裁に向けた新たな決議案作成に着手した。安保理は9日に国連本部で理事国15カ国が参加する非公開緊急会議を開いた後メディア声明を発表した。声明は「北朝鮮の挑発は安保理の度重なる警告を無視したもの。以前の決議案で明らかにした通り『重大な追加措置』に向けた作業にただちに着手するだろう」と明らかにした。声明はまた「今回の北朝鮮の行為とその違反の深刻性を考慮し、安保理は即刻『国連憲章41条』にともなう適切な措置に着手する」と明示した。「安保理は決定を執行するために兵力の使用を伴わないどのような措置を取るのかを決められ、加盟国に措置を適用するよう要請できる」という内容の第41条が言及された意味について韓国政府関係者は「安保理決議を推進するかやめるかではなく、『推進する』と釘を刺したもの」と説明した。
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は会見で「北朝鮮の核実験はもうひとつの厚かましい安保理決議違反。可能な限り最も強い用語で非難する」と話した。オバマ米大統領も声明で「軍最高統帥権者として私は米国人を保護し、国際社会が北朝鮮の挑発に相応する決議と非難で対応するよう導く」と明らかにした。「米国は」「私たちは」という表現の代わりに「私」という1人称表現を使ったのは、軍最高司令官としての断固とした意志を見せようとする意味と解釈される。オバマ大統領は過去の北朝鮮核実験関連声明にはなかった、韓国と日本に対する核の傘提供を意味する「拡大抑止提供」という表現も初めて明示した。