韓経:「北朝鮮追撃組の軍事境界線侵犯」問題…国連司令部、突然CCTV映像公開を延期
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.17 10:16
国連軍司令部が16日、板門店(パンムンジョム)共同警備区域(JSA)を通じて亡命した北朝鮮軍に関連した閉回路テレビ(CCTV)映像の公開計画を突然延期した。この映像には亡命した北朝鮮軍と北側追撃組などの姿が映されているということが分かり、正確な亡命情況の把握にカギになるものと期待されていた。
国連司令部はこの日午前、26秒間の映像を準備した。亡命した北朝鮮軍人が乗ってきた軍用ジープ車の輪が排水路に陥る場面や北朝鮮軍がこれを追撃して近付く場面、射撃する場面、亡命した北朝鮮軍人が軍事境界線(MDL)を越えてきた時に走ってくる場面などが映されていることが分かった。だが、この映像には北朝鮮追撃組がMDLを越えたのか判断できる部分が抜けていると伝えられた。
国連司令部側はこの部分を除いて映像を公開する場合、疑惑の提起を懸念して公開予定時間直前「もう少し長い映像を準備する」として緊急会議を行った。その後、取材陣に動画公開計画を延期すると伝えた。国連司令部関係者は「今回の措置は決して何かを隠そうとする意図ではなく、動画を公開しようとするのはメディアがより一層正確に記事を書くように支援するためだった」と話した。