裁判所「映画『暗殺』、小説と表現異なる…盗作ではない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.15 11:23
映画『暗殺』の内容が盗作ではないという裁判所の判決が出された。ソウル中央地方裁判所民事１３部（部長キム・ヒョルリョン）は作家チェ・ジョンニム氏（６５）が『暗殺』を演出したチェ・ドンフン監督と製作会社、投資配給会社などを相手に出した１００億ウォン（約９億５０００万円）の損害賠償請求訴訟で１４日に原告敗訴判決を下した。裁判所は「登場人物の設定など抽象的な部分では類似点があるが著作権法保護対象である具体的表現様式では異なる点が多い」と明らかにした。この日、法廷に出てきたチェ氏は「控訴する」と話した。
昨年７月に同映画が開封されるとチェ氏は独立闘士の女性狙撃手が登場する点、密偵排除作戦が出てくる点などが自身の小説『コリアン・メモリーズ』の内容と一致すると主張した。これに対して裁判所は「このような設定は日帝強制占領期間を描いた作品で通常登場するアイディアの領域だ」と説明した。裁判所は昨年８月にチェ氏が映画上映の中断を要請して出した仮処分申請も受け入れなかった。
昨年７月に同映画が開封されるとチェ氏は独立闘士の女性狙撃手が登場する点、密偵排除作戦が出てくる点などが自身の小説『コリアン・メモリーズ』の内容と一致すると主張した。これに対して裁判所は「このような設定は日帝強制占領期間を描いた作品で通常登場するアイディアの領域だ」と説明した。裁判所は昨年８月にチェ氏が映画上映の中断を要請して出した仮処分申請も受け入れなかった。