南北関係緊張の中で歩調が合わない韓国の外交安保ライン(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.16 10:30
対北朝鮮主務部処の統一部が対北朝鮮対話を提案する過程で疎外されたような印象を与えた点も指摘された。政府関係者は「青瓦台の意中を正しく把握できない統一部も問題だが、主務部処の意向が無視される場面が何度も露出するのは見苦しい」と語った。
一部では、軍将軍出身が多数布陣した外交安保ラインに北朝鮮専門家を緊急投入する必要があるという声も出ている。朴槿恵政権序盤の北朝鮮の核・ミサイル挑発に「徹底安保」というメッセージを投じて危機局面をよく乗り越えたが、対話局面に転換するのならそれにふさわしい専門家の投入が必要だということだ。匿名を求めた国策研究機関の博士は「外交安保ラインの議論過程に南北対話実務経験や対北朝鮮交渉戦術に詳しい学者や官僚出身が含まれるべき」と述べた。