あか抜けた元山葛麻空港、金剛山での離散家族再会の道開くか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.27 13:13
北朝鮮の葛麻(カルマ)空港が驚くほど変身しました。文字通り「あか抜けた」近代的な国際空港水準に発展したものです。来月正式に開港する予定と言いますが、すでに訪問客が撮った写真が公開されるなどうわさが広がっています。滑走路の長さを2050メートルから3500メートルに増やし、駐機施設も拡張して12機の航空機が同時に待機できるといいます。香港の専門業者が工事を担当したが、2億ドルの費用がかかったそうです。
葛麻空港は江原道元山市(カンウォンド・ウォンサンシ)の葛麻半島に位置します。長さ6キロメートルに幅平均1キロメートルの葛麻半島は明沙十里海岸とつながっています。新しい空港の映像を見て私は急激な変化という話を実感しました。17年前の初めての訪問時とがらりと変わったためです。
当時私は平壌(ピョンヤン)の順安(スンアン)空港から高麗(コリョ)航空の小型プロペラ機に乗って葛麻空港に降りたのですが、着陸するやいなや滑走路の真ん中で急にエンジンを止めてしまったため戸惑いました。ところが古い軍用ジープが近づくと飛行機のランディングギアをロープで縛って引っ張り始めました。航空機燃料を節約しようとしたそうです。あちこちにミグ19とミグ21などが配置されている軍用空港でした。