韓国的ジャンル、マクチャンドラマ(1)

韓国的ジャンル、マクチャンドラマ(1)

2009年01月27日12時27分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「妻の誘惑」はいわゆる「マクチャンドラマ」(=非現実的で無理やり作った感じのするドラマ)に対する視聴者たちの学習効果に頼っている。数年間悪口を言われながらも最高の視聴率を上げいつの間にか慣れ親しんでいるマクチャンドラマのコードと技法が総動員される。クリシェになった記票たちを呼び出す方式も思い切りがよい。ホームドラマのスタイルを使ったり現実的であろうとしたわずかの努力さえ敢然と削除してしまった。今更機嫌をうかがう必要があるのかということだ。

  初回から主人公が夫のせいで海におぼれて死ぬ設定だ。続いて復讐に必要な状況とキャラクターを序盤で簡単に説明した後、一直線に凄まじい恨みと対決の第2幕が開かれる。スピードが非常に速い。遠回りしながら視聴者に説明する間違いを犯さない。彼らはすでにマクチャンドラマに慣れるだけ慣れているのだ。最初に彼らが願った奥深い所の欲望だけが熾烈に奮闘をする所で素早く連れて行く。

  これはいわゆるマクチャンドラマが一つのジャンルとして定着したことを意味する。作る人と見る人の間の約束とコードは決まっている。簡単な善悪の構図と暴力的な家族関係、生まれの秘密あるいは復讐をめぐり緊張させるサスペンス技法などがこのジャンルの共通言語だ。主人公もこのジャンルのヒット作「人魚娘」でスターになったチャン・ソヒと朝ドラマで内攻を積んだピョン・ウミンだ。「妻の誘惑」は連続する事件と復讐のために機能的に配置された配役たちだけがあるだけで、彼らのキャラクターに対する思いやりのようなものは眼中にもない。

  ところが視聴者たちはもう前作で学習したチャン・ソヒとピョン・ウミンのイメージを呼び起こし、そのキャラクターに対する記憶でこのドラマの中のキャラクターの貧困さを補う。ジャンルの力だ。ジェットコースターのように早く展開されるドラマは毎回新たに登場するアイテムで見る人に休む間を与えない。まるで作家が既存のマクチャンドラマをパロディーにするのが目標だったのだろうかというほどに総動員されたアイテムが再演される。

韓国的ジャンル、マクチャンドラマ(2)
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