「ポスコ製炭酸リチウム」 足かけ7年の研究の末に量産へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.08 15:09
ポスコが炭酸リチウムの生産を始めた。7日に竣工したリチウム生産工場(PosLX)を通じてだ。
忠清南道光陽(チュンチョンナムド・クァンヤン)のポスコ光陽製鉄所内に建設された同工場は8500平方メートル規模で、年間2500トンの炭酸リチウムを生産することができる。ポスコが炭酸リチウム生産にこぎつけたのは、2010年に技術開発に着手してから実に7年ぶりだ。先月25日、再任に成功した権五俊(クォン・オジュン)ポスコ会長は、今後の核心課題として「非鉄鋼生産力の画期的強化」を明らかにしていたことから、炭酸リチウム事業は拡大する見通しだ。権会長は浦項(ポハン)産業科学研究院長(RIST)時代(2009~2011年)からリチウム事業をポスコの新たな成長事業として構想してきたことが分かった。ポスコはことし約4000億ウォン(約390億円)をリチウムなど非鉄鋼事業に投資する計画だ。