最近、韓国でシャンプー・香水買いに一流ホテルに行く理由とは?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.27 13:31
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JWマリオット・ホテル・ソウルのアメニティはラベンダーの香りが特徴だ。(写真提供=JWマリオット・ホテル・ソウル)
第一印象は3秒後に決まる。これは空間も同じだ。建物に入った瞬間、空間のイメージは決まる。このとき、重要な要素の一つが香りだ。人間の五感で嗅覚が最も敏感なためだが、実際に魅力的な香りは良い記憶を作る。旅行先のホテルに入ったときに嗅いだ匂いはその旅行に対する期待を高め、思い出を美しくラッピングしてくれる。最近、韓国の一流ホテルが先を争って香りに趣向を凝らしている理由だ。それぞれの個性を反映させたビールやコーヒー豆などを発売していたホテルが、最近ではオリジナルフレグランスに熱を上げている。ほんの少し前まで、一流ホテルは、MOLTON BROWN(モルトンブラウン)やAVEDA(アヴェダ)、L’OCCITANE(ロクシタン)など有名ブランドを強調したアメニティを使って他のホテルとの差別化を図ってきたが、最近ではその雰囲気が変わった。
ヘビチホテル&リゾート(以下、ヘビチCC)はイタリアの有名調香師シレーノ・ケローニ氏に依頼して、このホテルのシグネチャーフレグランスを開発した。ケローニ氏はヘビチCCがある済州道(チェジュド)を自ら訪れ、コッチャワルの森や玄武岩、ミカンなどからインスピレーションを得てウッディ系の高級な香りとシトラス系のさわやかな香りを作り出した。ヘビチCCはこの香りをメインとしたシャンプー、コンディショナー、ボディークレンザーなどのアメニティを客室に備え付けている。JWマリオット・ホテル・ソウルも今年8月の再開館に際し、フランス・プロバンス地域で栽培されたラベンダーの香りを強調したシャンプー、コンディショナー、ボディーウォッシュ、ボディーローションなどのアメニティを公開した。
グラッドホテルも今年7月、自然主義コスメティックブランドのBEAUDIANI(ビューディアニ)と共同でバラの香りを使ったシャンプー、コンディショナー、ボディーウォッシュ、ボディーローションなどを製作して販売を始めた。これらホテルは客室の備え付けアメニティの他に販売用としても製作したが、求める人々が増え続けている。