落ち着かない来年の見通し…本当の危機は保身=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.18 09:53
こうした見通しのためか企業の保身はますます激しくなっている。全経連の調査で企業のうち来年度の事業戦略最優先順位は「構造調整をはじめとする経営の内的充実」が41%となった。「シェア拡大」(31%)や「研究開発など成長潜在力拡充」(14%)は後回しにされた。もちろん内外の環境は友好的ではない。
韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は17日、企業の最高経営責任者(CEO)らとの朝食懇談会に参加し、「世界的な景気不況にもかかわらず米国が12月に基準金利を引き上げる可能性が高い。来年に3%水準の経済成長を予想しているが、企業のみなさんが期待する急速な成長は期待しにくい」と話した。