【社説】文大統領のニューヨーク外交成果…言葉だけで終わってはいけない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.27 13:36
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会への出席を契機にニューヨーク外交舞台で国際社会、特に北朝鮮を疑う米国内の右派を対象に全面的な説得作戦を見せた。文大統領は平壌(ピョンヤン)での第3回南北首脳会談でした金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との対話内容を説明しながら、米朝対話の膠着状態を解消するために国連やシンクタンクなどを回った。本人の性向とは大きく異なる右派メディアのインタビューにも応じた。
文大統領が投げかけたメッセージのうち最も目を引くのは北朝鮮を信じてほしいという呼び掛けだった。さらには「だましたり時間稼ぎをしたりすれば米国は強く報復するはずだが、北がどうやってそれに耐えるのか」という金委員長の発言までも紹介し、非核化に対する金委員長の誠意を保証するために全力を注いだ。これと共に文大統領が力説したのが早期の終戦宣言だった。文大統領は北朝鮮の非核化を実現するには金正恩政権の核廃棄努力に対する米国側の相応措置が必要だと主張した。そして迅速な終戦宣言こそがこれに該当すると強調した。