【社説】サムスン・現代車配当拡大も嬉しいばかりではない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.26 13:27
サムスン電子が今年の配当を昨年より30~50%増やすと明らかにしたのに続き現代車も配当拡大計画を明らかにした。10%内外だった配当性向を10%中後半に高め、中間配当も行うということだ。他の企業も配当に積極的な姿だ。今年現金配当を決めた上場企業48カ所中11カ所は昨年配当を行わなかった企業で、20カ所は配当金を前年より増やした。
先を争って配当を増やすのは何より政府の圧力のためであろう。配当を増やせば株主価値が高まって経済活性化にも役に立つというのが政府の考えだ。企業所得還流税制、配当所得増大税制などが全てそのような理由で導入された。配当拡大を喜ぶ声も聞こえる。株主利益が増えたため低評価されていた韓国証券市場がアップグレードされることができるという主張は正しい。