【コラム】韓食グローバル化も利益に結びつけるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.04 08:25
韓国政府が「韓食グローバル化」を推進して数年が過ぎた。今まで雰囲気づくりに力を注いだとすれば、今後は本格的に実利を得なければならないだろう。韓食のグローバル化で韓国の伝統食を広めると同時に、経済的な利益も生じればよりよいからだ。
このために一つ考えてみるべきことがある。各国の有名伝統食を見ると、その宗主国と実利を得る国が異なるケースが多い。ピザの本場はイタリアだが、現在、世界1、2位のピザ会社は米国企業のピザハットとドミノピザだ。原産地がインドのカレーもそうだ。グローバル市場として有名なのは「壱番屋」など日本の会社が多い。日本は韓国のキムチとマッコリも日本式の発音で商品化している。
宗主国としての実利を奪われないためには、韓食フランチャイズ企業がより積極的に取り組む必要がある。韓国国内の韓食フランチャイズ企業の中には、噂になった店からスタートし、味と製造過程を標準化して、生産・配送システムを体系化したところが多い。ポッサム・粥・ビビンパ・トッポッキなど一部の韓食は企業化、ブランド化され、世界市場でも通用する競争力を持つ。